!ネタバレ注意!映画『あの頃。』を見た感想

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いろいろあったけど、人生のなかで今が一番楽しいです。

でもときどき思い出します。みんなと過ごしたあの頃をー

(公式サイトより)

今回は、劔樹人によるエッセイ漫画『あの頃。男子かしまし物語』が原作の映画『あの頃。』を見て思ったことを綴ってみる。ちなみに私はハロプロを好きになってもうすぐ一年になるが、まず驚いたのは、その歴史の長さであった。それは私が生まれた01年からの年表が、映画公式サイトに載っていることからも感じられる。ハロプロは皆好きだけど、特に推しているのはミキティとか高橋愛ちゃんとかだ。もちろん今のモー娘。とか、モー娘。以外のグループも好きですよ(ビヨーンズとかジュースとか)。

 見る前も見たあとも一貫して思ったのは、世間にあまり出ないことに定評があるハロプロが世間にバレちゃう!という焦りと、ハロプロすごいだろ?という自慢が混ざった複雑な感情。原作が出たのは2014年ごろだが、その頃はハロプロのハの字も知らなかった。今なら、2014年は鞘師のいるカラフル期かな?と見当がつく。むしろ世間にバレたほうが売れるから、アイドルたちからしたらそっちのほうがいいかもだが。そしてなんと今回は、山崎夢羽(ゆはね)ちゃんがあやや役で出ているのだ!!映画を見る前にそれを知ったときは、よっっしゃぁ!!ビヨンズ出んじゃん!!すげぇじゃん!松坂桃李主演の映画に出とんぞ!!…と、とても嬉しかった。そんな夢羽ちゃんの登場シーンについて。今か今かと待っていたときに、桃色片想いの衣装を着て、当時の薄ーい、なんともこれが00年初めの...というメイクを施して登場した。明るい笑顔でファンと握手をする彼女は、一瞬本物のあややに見えた。残念ながら彼女が出るのはこの短いシーンだけなのだが…。夢羽ちゃんの元気ハツラツな笑顔は、あややとの共通点のひとつかもしれない。あと結構嬉しかったのが、夢羽ちゃんが出演してるからか、後半のシーンでビヨーンズの存在が言及されたこと。"新しいハロプロ"の象徴になっていたのがよかった。

映画自体の内容は、もちろんハロオタじゃなくても楽しめるものになっている。予告のときは日常系に見え、どうオチをつけるんだろうと思っていたが、ギャグ多めの感動系とでもいえばいいだろうか。もちろんハロオタが見ればもっと楽しいこと間違いなし!!だ。映画中には当時のあややのポスター、分厚いテレビ、でっかいハロプロ棚があるCDショップなどが出てきて、あのときの懐かしさが感じられるだろう。あべの支部で繰り広げられる男たちのハロプロトークも共感できるところが多く、聞いていて面白い。

加えて女子への軽い警告だが、男子が主役だからか、結構下ネタが多めだった。苦手な人は苦手なやつ。

それにしても私が1歳、2歳の赤ん坊のときにそんな凄いスターがいたのかと思うと、リアタイで暮らしてみたかったなぁ…生でミキティとかあややが美声で歌ってるのとかを見てたかったなぁ…とも思う。でも、そんな考えがある一方で、01年に生まれてよかったんじゃないかな、とも思う。最後らへんで、松坂桃李演じる劔(つるぎ)が現代で、仲野太賀演じるコズミンと対話するシーンがある。コズミンは未来に生まれるビヨーンズとか、劔曰く道重さゆみの名言「10代はかわいい、20代は超かわいい、30代は超超かわいい」を知らずにこの世を去る。これって、悲しいことなのかもしれないなと。死んだ方からすれば未来のアイドルなんか想像もつかないけれど、今を生きている私たちは現代のハロプロを見ることができる上、生ではないものの昔のステージやトークまで見ることができる。(ハロモニの170話目とか面白いですよ。YoutubeへGO)「推せるときに推せ」という、某中国系Youtuberの動画タイトルにあった言葉を思い出した。鞘師やむろたん、かりんちゃんなどメンバーの引退、2020年、コロナ渦でライブも思ったように行うことができていない時間を通じ、それを実感した人も多いだろうが、この作品もそんなことを伝えているのかもしれない。

 

以上で雑な感想を終わります。

 

これを機に、あなたもハロプロを見てみませんか?